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ロス・ディズニーランドは掛け値なしにすばらしい!

これまで23年間にわたり、ディズニーランドを楽しんできた。日本人であること、浦安に17年間在住していたこと、そしてオープン初年にはキャストとして働いてきたこともあって、いちばん親しんできたのが東京ディズニーランドであることは確かだが、その後、フロリダやパリにも何度か出かけ、またディズニー関係の文献もたくさん漁り、挙げ句の果てには大学の講義で半年間ディズニーのことだけを話してきたり、ディズニーにまつわる論文を書いたりと、それなりのディズニー通、ディズニーウォッチャーであることをに自負している私(アホとしかいいようがない?)。その私が、ロス・ディズニーランドを評価してみようと思う。取り上げるのはアトラクション、従業員(ディズニーランドの場合、キャスト)、お客(ディズニーランドの場合、ゲスト)、全体のコンセプト。この辺をやってみたい。

もっとも、ホントのディズニーオタクからすればゼンゼン知識のない方になるんだろうけど(キャラクターなんて、名前の知らないのがいっぱいだし、一昨年放映されたテレビチャンピオンのディズニー通選手権の問題なんてほとんどわかりませんでした)、ここはメディア論の専門筋からのディズニー世界の味方でディズニーランドを評価するということでご理解をいただきたい。

最初に結論から言ってしまえば「ロス・ディズニーランドさん、ごめんなさい」ということになる。最後の最後までロスをとっておいた理由は、経験者たちの評に影響されたため。その多くの意見が「古い東京ディズニーランド」ってなところだった。口々に「ボロい」とか「中古だ」とか、あんまりいい評価をしていない。「なるほど。ほんじゃあ、いずれでいいや」ということで先ずフロリダ、次にパリみたいなかたちでパークをチョイスしていたのだ。

いえいえ、そんなことはございません。ロスの本家ディズニーランド。すばらしゅうございました。感動いたしました。文化を感じました。歴史を感じました。何日通っても飽きることはありませんでした。その奥行きの深さは他のどのパークもかまいません。そして他と圧倒的に違うところ。それは、ここにはウォルトの夢がいっぱい埋まっているということ。そうロス・ディズニーにウォルトは生きている。あちこちにウォルトの影が……これがビンビンくるのだ。毎日が鳥肌状態。ディズニーフリークであればあるほど、このことは実感できるんじゃないだろうか。

次回以降、アトラクションからいろいろと評価してみたい。